【ブラックジャックによろしく】この問題研修医が病か、日本の医療が病か

この漫画の作者である佐藤秀峰氏は、著作権フリー化などでなにかと話題になった人物である。

出版社とのトラブルが公になったり、電子書籍の配信削除で訴訟を起こしたり、数々の騒動によって、あまり漫画を読まない人にも名前が知られるようになった有名人である。

 

そして、この『ブラックジャックによろしく』の主人公である斉藤英二郎(さいとうえいじろう)は、そんな作者を投影したかのようなキャラクターになっている。

この斉藤英二郎は、永禄大学卒の研修医で、多くの人を救うべく夢と希望を抱いて医者となった人物だ。

しかし、研修医として直面した日本の医療現場は、そんな理想とはかけ離れており、彼は不条理な医療現場と衝突することになる。

従来の医局からすれば、斉藤はとんでもないトラブルメーカーかもしれないが、彼は決して偏屈なひねくれ者ではなく、むしろ誰よりも純粋でまっすぐな男であり、だからこそ医局にある矛盾を許すことができないのだ。

自分なりの正義を掲げて突き進むところが、作者と重なっているように見えてしょうがない。

 

医局の矛盾に踏み込むことは、医者として生きていく事は難しくなることが必須だ。

斉藤はやがてはみ出し者となっていく。

しかし、救いなのは斉藤と同様に、日本の医療の間違いを正したいと思っている医者が、彼のまわりにはたくさんいたということだ。

周囲の人たちがやがて斎藤に感化され、未承認の抗癌剤治療を行ったり、親の同意なく小児のオペを行ったり、やっていることはめちゃくちゃだが、全ては患者を救いたいという強い信念からくる行動である。

厳しいルールや慣習を守ることは大切だが、医者の本質は患者を救う最善の行動をとることだ。

つまち、この漫画で学ぶのは、医療の知識や技術ではない。

医療そのものの在り方だ。

 

斉藤先生は日本の医療を破壊するただの壊し屋ではない。

壊し屋でありながら、患者のために尽くす新医療をの心優しい創造者なのだ。
 

 

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