【新ナニワ金融道外伝】当時の金融屋は「過払い金」の請求に追われて大変だったのだ

ご存知、「ナニワ金融道」が「新ナニワ金融道」となり、そのスピンオフとして描かれた本作「新ナニワ金融道外伝」。

「新ナニワ金融道」で主人公の灰原達之(はいばら たつゆき)は帝国金融を去り、桑田と共にナニワ金融を立ち上げた。

その灰原たちが去った後の帝国金融が舞台となる。

したがって、今回の主役は灰原ではない。後輩だった吉村定雄(よしむら さだお)である。

もともと吉村は、司法書士を目指して勉強中の身であったが、試験合格を目指しながら帝国金融で働いている。

今回も金融業界でタイムリーな話題を取り上げている。

2010年前後に、よく聞かれた「過払い金(かばらいきん)」という言葉。

この「過払い金」とは、貸金業者から借金をしている債務者が、余分な利息を支払っているというものである。

なぜ、この過払い金が発生していたかというと、当時の利息に関する法律が問題だったためである。

利息に関しては「利息制限法」と「出資法」という2つの法律が存在し、前者の法定金利は15~18%になっているにも拘わらず、後者の上限金利は29.2%となっていた。

この2つの法律の差分が俗に言う「グレーゾーン金利」でそれが過払いだと最高裁判所の判決が出てしまい、多くの貸金業者は返金を余儀なくされ、その多くが廃業へと追い込まれた。

もちろん、帝国金融も例外ではなく、吉村はその対応に追われていた。

ただ、帝国金融の金原社長は転んでもただでは起きない人物であり、吉村を叱責するのである。

それがきっかけで、吉村が金融屋としてどんどん成長していく姿が描かれている。

過払い金の他にも野球賭博や住宅ローンの「フラット35」、さらにはカツラ詐欺など、話題となったテーマがずらりだ。

今回の主人公はあくまで吉村だが、もちろん本編の主人公である灰原や桑田なども登場する。

灰原のいるナニワ金融は、帝国金融から独立した姉妹会社のようなものだが、あくまで別会社であり、基本的に両者は自社の利益を優先して行動する。

これまで、灰原のナニワ金融側の目線で描かれていたものが、帝国金融側の目線で描かれており、なんだか新鮮だ。

今回は両金融会社のかけひきも見どころである。

 

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