【海猿】海上保安官という仕事は、こんなにも過酷で素晴らしいものだったのか

多くの人が、海上保安庁のイメージは、なんとなく日本の海域を守っているのだろうという漠然としたものだっただろう。

しかし、この「海猿」という漫画がそのイメージを見事に変えてくれた。

それもそのはず、原作の漫画は全12巻でありながら映画化、ドラマ化と大ヒットを記録した。

日本中に海上保安官の仕事とはどういうものかを教えてくれた。

正確にいえば、主に海難救助を中心に活動する海上保安官の仕事で、その中の潜水士を指す「海猿」のことを理解することができた。

 

海では、われわれの知らない海難事故が多く起きている。

それを海上保安庁の巡視船が救助に向かうのだが、救助する船や人が全てがまともなものとは限らない。

中には不審船も混じっており、救助の対象が全て日本人とは限らないのだ。

密航船などの不審船は、端的に言えば犯罪者の船である。

それが事故を起こしているのだから、それを救助すべきか自業自得とみて素知らぬふりをするのか、非常に主義思想も絡み合ってくる問題である。

その是非はともかくとして、主人公の仙崎大輔(せんざき だいすけ)は命を賭してでも全ての人を救おうとする人物だったのだ。

公務員の中でも、こんなに死と隣り合わせの仕事はないだろう。

特に潜水士の「海猿」は、その訓練中に命を落とすこともあり過酷な仕事である。

そんな中、仙崎は自身の危険を冒してでも、がむしゃらに人命救助を行うための自分勝手な行動が多いため、しばしば謹慎処分を受けることもある。

まっすぐな性格でピュアな人物だが、命がいくつあっても足りない。

ただ、仙崎に救われた命が多いのも確かだ。

 

海上保安庁の海難事故の救助は全てが船の事故とは限らない。

作中のエピソードの中には飛行機事故の救助もある。これがこの漫画で最も衝撃的だった。

大型の旅客機が飛行中に操縦困難となりパイロットは海上着水を決断するのだが、その着水時に機体は2つに割れ、まさに地獄絵図となってしまった。

そのような困難な救助も、仙崎たち海上保安官が行っているのだから、海上保安官の仕事は過酷極まりない。

まさに「海猿」以上に命懸けの公務は他にはないだろう。

 

#海猿 #佐藤秀峰 #小森陽一 #週刊ヤングサンデー #仙崎大輔 #浦部美晴 #勝田孝太郎 #佐伯道夫 #池澤直樹 #三池健児 #酒井直人 #ながれ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です