【行け!稲中卓球部】稲中ほど洗練されたギャグ漫画は無いと自信を持って言える

はじめて読んだときに衝撃を受けた。

稲中卓球部は、過去最高のギャグ漫画と言っていい。

高度なワードセンス、絶妙な下品さ、ほどよいエロス。どれをとっても申し分なく、ギャグ漫画として最高峰だ。

褒め過ぎかもしれないが、少なくとも青年漫画の中ではナンバーワンだ。

 

稲中卓球部は、稲豊市立稲豊中学校(架空)にある卓球部のことである。

部員は6人で変態の前野、矢吹丈オタクの井沢、寡黙な変態の田中、真面目な熱血漢の竹田、学校のモテ男の木之下、ハーフの強烈ワキガ男の田辺というメンバーに加えて、マネージャーの岩下京子、井沢に憧れる神谷ちよこという個性豊かな登場人物たちが常軌を逸した発言や行動を繰り返す。

メインは前野、井沢、田中の変態3人組であり、特に前野と井沢は世の中のカップルに強い憎しみをもつ「死ね死ね団」のメンバーとして奇妙奇天烈な活動を行っている。

彼らは卓球部でありながら、ほとんど卓球をしておらず、基本的には関係のないことばかりしている。

 

兎にも角にも、この漫画によって自身のギャグセンスを磨かれたことは間違いない。

漫画でこんな高度な笑いを学ぶとは思わなかった。

 

稲中はギャグ漫画としてかなり有名であり、累計発行部数は2500万部を超えている。

これにより、圧倒的な存在感を示した作者の古谷実だが、その後は映画化された「ヒミズ」や「シガテラ」などのシリアスな路線を歩むことになる。

稲中直後の「僕といっしょ」や「グリーンヒル」までは稲中を彷彿とさせるギャグ漫画になるかもしれないが、純粋にギャグに特化した作品は「稲中」のみといっていいだろう。

それでいて、日本を代表するギャグ漫画なのだ。

↑前野がキクちゃんという生徒に告白されるシーン。井沢が嬉しそうだ。

 

これはほんの一部だが、毎話いちいち面白い。

稲中を読めばまず古谷実ファンになることは間違いなし。

そして、読んだ人たちの笑いのセンスが洗練されることを期待している。

われわれの心にいつも稲中を(笑)

 

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